今回は岡本慶子先生の「スペイン大富豪の結婚劇」(原作:レイチェル・トーマス)を紹介します。
個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)
あらすじはこちらです。↓
恋人の兄サントスに結婚を反対されていると妹に泣きつかれ、ジョージナは彼のもとを訪れた。彼ら兄弟には先に結婚した者に事業を譲るという亡父の遺言があり、実業家であるサントスは弟とジョージナの妹の結婚を反対しているという。結婚を許してあげてという願いを冷たくあしらう彼に、ジョージナは提案した。私とあなたが便宜上の結婚をし、事業の権利を手に入れたあと離婚すればいいと。彼は意外にもすぐに提案を受け入れ「君を身体的にも僕の妻にする」と告げて!?
岡本慶子先生の作品は何度か読んだことがあるもの、あまり個人的に印象に残らなかったんですよね。
絵はすっきり見やすいのですが、ストーリーにあまり魅力を感じられなくて。
原作のお話がイマイチかなって感じるお話でも見せ方が上手な先生もいますが、そういう風に感じたこともなく(ファンの方読まれていたらすみません…)。
今回のお話もそういう個性はあまり変わらないのですが、好きなストーリー展開だったので、紹介することにしました。
悪女と評判のヒロインが実は健気な女性というのはよくある話。
ですが、このお話の好きなところはヒーローが冷たく当たるスタートからだんだんデレていくところですね。
ヒロインを軽蔑していた感じのヒーローがだんだんヒロインにひかれていき、ヒロインなしではいられなくなっていく様子がよかったです。
やっぱり女は追われてなんぼだと思うので、お話の中くらいではそういうものを読みたいです。
ただ、個人的にはヒロインの悪女設定いる? という感じでした。
そんなにヒロインが男を手玉に取ってる印象がなく、説得力がなかったかなという感じはします。
また、話の展開上仕方ないのかもですが。
ヒロイン妹は姉に対して甘えすぎというか、自分のために動いてくれているヒロインに対してちゃんと情報を知らせるくらいしたらとイラっとしました。
とまあ、イマイチな部分もありつつも、ヒーローの変化が好きな感じだったので、星3.5にします。
読む作品が好きな先生のものに偏っているので、ついつい紹介する先生も偏ってしまいがちなんですよね。
好き嫌いせずいろいろな先生の作品を読んで紹介していきたいなと思います。
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