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「過去への扉」大沢まき先生感想。

ロマンス

今回は大沢まき先生「過去への扉」(原作:エマ・ダーシー)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓↓

母親の過去を探すレブルは、意を決して館の呼び鈴を鳴らした。だが現れたのは長身のハンサムな男性ヒュー。しかもレブルを新しい乳母と誤解していた。一旦、誤解を解いたものの、孤児セレストの意固地な姿に自分を重ね、彼女のために館へ留まることにしたレブル。義父娘を関係修復しようと彼と親しく接するうちに!?

こちらの作品は何となく立ち読みしてそのまま続きが気になって買ってしまったパターンです。
子どもが出てくる話ってちゃんと幸せになったか気になっちゃうんですよね。

ラブロマンス色は強くないお話です。
ヒーローは両親を亡くした姪との関係を姪の母親との確執からうまく築けず、ヒロインは戦争孤児だった母の過去を探しにヒーローたちの住む家を訪れる。

ヒロイン自身が母を早くに亡くし里親に育てられ、ヒーロー姪を放っておけなくて。
ヒーローと姪の関係改善や姪の子どもらしさを取り戻していくという感じのヒューマンドラマ的な要素が強い気がします。

まず、ヒロインがただ優しいだけじゃないウィットに富んだ女性で魅力的だなと思いました。
まずは頑ななヒーロー姪の「喧嘩師匠」になり、徐々にヒーロー姪の心を溶かしていくところなど、読んでいてとても癒されます。

心を閉ざしていた姪も本当は子どもらしくてかわいい女の子なんですよね。
ちょっとずつヒロインに心を開いていき嫌われていると思っていたヒーローにも少しずつ近づいていく様子とか、健気だなあと思います。

それに比べヒーローにはそこまで魅力を感じず。
姪を生んだ女性を恨む気持ちはわかるのですが、子どもには罪がないと思うんですよね。
あと、それ以外すごく魅力的に感じる描写があまりなく、悪くない、程度の印象です。

ラストシーンもハッピーエンドですが甘すぎないのもわたしは好きでした。
ヒロインの性格からして言いそうなセリフですね。
ヒーロー姪が幸せになってくれてよかった。
やっぱり子どもは幸せでないとと思います。

絵に関しては個性が弱いのかな、すごく美しくもデッサンが狂ったりもせずで、お話の邪魔にならないけど美しくて見惚れる、ということもありません。
ヒーローに感じるのと同じ印象ですかね。

お話とヒロインとヒーロー姪のキャラクターが好きなので、星4つにします。
大沢まき先生の個性があまりわからなかったので、また機会を見つけて別の作品を読んでみたいです。
なお、ebookjapan版では特典付きバージョンも販売されていますので、あわせてチェックしてみてくださいね!

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