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「追憶のひと」荻丸雅子先生感想。

ロマンス

今回は荻丸雅子先生の「追憶のひと」(原作:ペニー・ジョーダン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓↓

初恋でできた傷は、熱をもち、この身を焦がす――。
ギャレス――ずっと避けてきたのに…! シビラは目の前の男性に言葉を失った。10年前、初恋を無残にも砕いた年上の幼なじみは、彼の祖父の死を機に、アメリカから帰国していたのだ。“シビラに恋をされても迷惑だ”ギャレスの放った言葉は、シビラの心に深い傷をつけ、今でも彼女を苦しめている。けれど10年ぶりに再会した彼は、以前よりも男らしい魅力に満ちていて、閉じ込めたはずの彼への想いは出口を求めて暴れだした。ばかね、傷つくだけだとわかっているのに…。

荻丸先生は何度かこちらでも紹介している大好きな先生の一人です
こちらをご参照ください)。

荻丸先生の描く健気で芯の強いヒロインと情熱的なヒーローが好きで、
やっぱりこの作品もジャケ買いでした。

この話は込み入った愛憎劇を丁寧に描いた作品が多い荻丸先生には珍しく片思いのお話
ドロドロ系のお話が苦手な方も読みやすいと思います。

7歳年上のヒーローを一途に想い続けるヒロインと、15歳の幼いヒロインへの気持ちを抑えるべくアメリカに旅立ったヒーロー。

傍から見ている(読んでる)とヒーローの気持ちはバレバレなのに、ヒロインはヒーローを避けまくります。
結ばれてからも「男の人は気持ちがなくても抱けるから」とそそくさと逃げ出してしまう…。

卑屈に感じてしまうくらいですが、ヒロインにとって傷はそれだけ深かったということですね。
十代の初恋ですから仕方ないですが。

ヒロインは素敵な女性で、隣人に親切だし取引先の男性のセクハラにも「女ならかわせないと」と自分の力で何とかしようと努力するなど、優しさや真面目さがきちんと描かれています
だからこそ彼女の10年の片思いの気持ちが生半可じゃないことが伝わるし、本当に健気でまっすぐな恋だなと思います。

ヒーローもとても魅力的ですよね。
ヒロインが18歳になるまでは気持ちを抑えようとアメリカに渡り、10年の時を経ても想いは変わらず。
心を閉じているヒロインにもめげずに真摯に近づいていく誠実さが素敵です。

それぞれの思いの機微が丁寧に描かれていて、だからこそハッピーエンドが染みる読後感のよいお話でした。
荻丸先生の作品を読んだことがない方にとっかかりの作品としてぜひオススメしたい作品です。

個人的オススメ度は4.0です。
まずはこの作品で荻丸先生に触れていただいて、どんどんディープな荻丸先生ワールドにハマっていただきたいです。

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