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「百パーセントの男」小越なつえ先生感想。

パッションロマンス

今回は小越なつえ先生「百パーセントの男」(原作:サラ・ホーランド)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓↓

慈善パーティーの余興でタロット占いをしていたリアノンは、自分に向けられた強烈な眼差しを感じていた。舐めあげるような執拗な視線――。その視線の主と目が合った瞬間、甘く官能的な戦慄が彼女を貫いた。彼はリアノンに近づくと彼女と自分の未来を占うよう命じた。出てきたカードは“恋人”…。男はそれを満足げに見つめ、困惑する彼女を弄ぶように言った。「1か月以内に君を僕の物にする。奪ってくれと跪かせる」

小越なつえ先生は前にも書きましたが、わたしがハーレにはまるきっかけになった大好きな漫画家さんです。
このブログでも何度か紹介していますね
こちらをご参照ください)。

このお話は小越先生のコメディテイストにセクシャルな要素が加わって大人テイストなお話になっています。
ちょっとSMっぽいので、苦手な方は冒頭だけで無理って感じだと思います。

わたし自身はというと、セクシャルなお話は目のやりどころに困り苦手なのですが、このお話は楽しく読めました。

ヒロインはキャリアウーマンでありながら実は男性にリードされたい女性。
セクシャルな意味でもそういう傾向があり男性的なヒーローに惹かれつつあるものの、過去の恋愛からそういう関係性は歪なものだと否定しています。

ヒーローはやり手の実業家でお金持ち。
傲慢にヒロインを自分のものにすると言い放ちヒロインに大口の仕事を依頼するという形でヒロインに接近してきます。
ただ、慈善家としての顔も持ち、職業人としてのヒロインも評価しています。

ヒロインに依頼した仕事を通じて二人の距離は近づいていくんですが。
ヒロインの過去の恋愛の傷やヒーローの婚約破棄に応じない婚約者の存在など、話の展開が早いですね。
盛りだくさんでもテンポよくお話が進むのはさすが小越先生だと思います。

ただの傲慢ヒーローは嫌いなのですが、このお話のヒーローに好感を持てるところは傲慢でありながらもヒロインに一途なところですかね。
接近するために仕事を依頼しているものの、ヒロインの職業人としての能力を買っており公私混同しているわけではないというのも好きです。

また、ヒーローじゃヒロインの心の傷に気づいており、ヒロインが心を開くまで待つ度量があるところも素敵だなと思います。

あと、ヒロインのような仕事の能力が高く男性に対する依存心が高いわけでもないながらも内心男性にリードされたい女性というのはけっこう多いんじゃないかなと思うんですよね。
現実世界にそれに足る男性がいないだけで。

セクシャルな描写や傲慢な男性が苦手な人には、それだけで敬遠されてしまうかもなお話。
ですが、そこを差し引いてみると女性が能力や魅力ある男性にリードされたいというのはごく自然な感情だと思います。
このお話はそんな願望をみっちり満たしてくれるお話だと思います。

セクシャルな描写や傲慢ヒーローが苦手な方は難しいかなと思うので評価4にしますが、気持ち的には4.5くらい好きなお話です
(普段マイナスポイントにするセクシャル描写もこのお話の場合はそんなに気にならないので)。

小越なつえ先生のお話もまだまだ好きなお話がたくさんあるので、ぼちぼち記事にしたいと思います。

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