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「めぐり逢いを待ちわびて」汐宮ゆき先生感想。

ロマンス

今回は汐宮ゆき先生「めぐり逢いを待ちわびて」(原作:デイ・ラクレア)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

汐宮ゆき先生の作品は前にも「砂漠に咲いた薔薇」を紹介しています。
新作が出ていたので早速チェックしてみました。

あらすじはこちらです。↓↓

姉夫婦が飛行機事故で亡くなり、姪をひき取ったジャック。だが1か月を過ぎた頃、児童保護局は多忙な大企業の経営者では姪を育てるには適正でないと判断し、養育権を奪おうとしていた。愛する姉の遺子を手放したくない――その一心で彼は弁護士の助言に従い、“偽りの妻”を探すことに。だが公然と妻候補を募るわけにはいかず、表向きはナニーの募集をした。大勢のナニー希望者のなか一瞬でジャックの目を釘づけにする女性がいた。どこかミステリアスな雰囲気の彼女は…。

今回は契約結婚モノですね。
お金持ちヒーローが姪の養育権を守るために姪のナニーとして応募してきたヒロインに契約結婚を依頼するというお話です。

契約結婚はハーレによくあるお話ですが、財産を守るための結婚ではなく姉の忘れ形見である姪を守るためのものなのが心情的に理解しやすいところですよね。

前回のお話を読んだときも思ったのですが、汐宮ゆき先生の絵は画面がすっきりしていてとても見やすいんですよね。
余白が適度にあって画面が白っぽいというか。
トーンごてごてとか黒っぽい画面の漫画って確かにかっこいいかもですが、ずっと読んでると目が疲れるんですよね…。
目に優しい感じがします。

ストーリー展開も強引な感じがしないし、キャラクターも魅力的です。
ヒロインのミステリアスな感じ、ヒーローのお金持ち特有の強引さや父親への頑なな姿勢とかも理解できるし。
個人的には児童保護局の女性のキャラがけっこう好きだったりもして。

ただ、やっぱり印象が薄いんですよね。
何だろう、絵として人物の動きがあまり感じられないから躍動感が少ない印象があるのが少し残念です。
セクシーさとかも少ないので、少女漫画っぽいというか。

お話も恋愛要素だけでなくヒーローとヒーロー父の確執、ヒロインの秘密など愛憎劇てんこ盛りの割にはさらりとストーリーが進むので、読みやすいです。
それを魅力と取るかもうちょっとドロドロがいい、と取るかは好みだと思います(わたしは前者です)。

ここで決定的なネタバレで申し訳ないんですが、お酒の過ちで子供を授かり育てられないからと養女に出すって、ヒロインにとってものすごく辛いことですよね。
汐宮先生の作風だと行ってしまえばそれまでなのですが、もうちょっと感情の揺れの描写があったほうが個人的には響くなあという感じがあります。

ただ、お話は綺麗にまとまっていますし、絵もすっきり見やすいです。
どっぷりハーレの世界に…というよりは、ちょっと何か読みたいな、という気分のときにはちょうどいいと思いますよ。

子どもが出てくる話に弱いこともあり、ラブストーリーとしての評価+ヒーロー姪の幸福度を合わせて評価は星4つにします。

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