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「最後のメッセージ」藤臣美弥子先生感想。

ロマンス

今回は藤臣美弥子先生の「最後のメッセージ」(原作:アビゲイル・ゴードン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

幼い初恋が終わり、大人になったヒロインが再びヒーローに巡り合うお話です。

あらすじはこちらです。↓

父の診療所で働くイザベルは、ある日思いがけない人物と再会した。ロス・テンプルトンは初恋の相手。彼は7年前にイザベルを捨てて村を出ていった。なぜ今さら戻ってきたのだろう? でも、私はもう自立した医師。いくら彼が魅力的だからと言って、惑わされたりしないわ。ところが、家に帰ると父から信じられない言葉を聞かされた。ロスにも診療所で働いてもらうと言うのだ。それは彼女の過去の傷をえぐり出すだけでなく、自尊心をも打ち砕く侮辱の言葉だった!

ネタバレになりますが、ハーレでは父の期待に応えようと仕事を頑張っても後継者として認めてもらえない…というお話がけっこうあります。
このお話もそういうお話ですね。

その手の話だと父親が救い難い暴君の場合もありますが。
この父親は妻に先立たれた悲しみを抱え、父としての愛情より医師としての尊敬を娘から受けたかったという、不器用な父親なだけなんですね。

父親のせいでヒロインたちはすれ違うわけですが。
お友達感覚の父親よりも威厳を持った父親に親しみを感じるので、わたしはこの父親嫌いじゃないです。

そもそもヒロインが初恋にうつつをぬかし、勉強をおろそかにしてしまうというところがだらしない、という印象。
子どもだったから仕方ないかもですけど。
なので、初恋を失ったヒロインよりも、過干渉かもしれないけれどヒロインが恋にのめり込んでいることを心配した父親の方に共感してしまいます。

個人的には一番かわいそうだったのはヒロインの幼い恋情のため仕事を追われ7年も故郷を離れていたヒーローだと思います。
それでもヒロインを思い続けるなんて一途ですね。

ヒロインには共感できなかったものの、絵も綺麗ですしストーリー展開もスムーズで、漫画としては読みやすかったです。
評価は3.5。
すべてを忘れてのめり込む恋愛を是とするヒロインの気持ちに寄り添えるという方にはオススメできる漫画です。

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