今回紹介するのは藤田和子先生「億万長者の調教術/恋人はツリーとともに」(原作:イヴォンヌ/ダイアナ・リンゼイ/ハミルトン)です。
個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)
藤田和子先生も学生時代少女コミックで活躍されていて、『真コール!』という漫画を描かれていました。
どの作品を紹介しようかと悩んでいるうちに最新作が出たので、こちらを紹介することにします。
あらすじはこちらです。↓
キャサリンは離婚したてのハンサムな億万長者リチャードに毎日デートに誘われていた。何度断っても魅力的な笑顔を浮かべ、承諾は時間の問題とばかりにさらりとかわす彼。「とんだプレイボーイだわ!」そう思っていたキャサリンだったが、日を追うごとに確実に彼の存在は大きくなっていた。もちろん彼が私に本気になるはずがない。でも…ゴージャスでセクシーな彼はいったいどんなキスをするのかしら――? 他「恋人はツリーとともに」同時収録。
「真コール!」はバレーボール漫画でしたが、絵はその当時からすごく綺麗で華やかでした。
でもコマ割りなのかポージングなのかスピード感や臨場感を感じず、せっかく綺麗な絵なのにもったいないなあと思ってました。
で、ハーレ作品で再会し、その華やかな絵柄にうっとりしました。
ストーリーはお話によるけどイマイチ盛り上がりに欠ける印象があるのですが、絵が美しいのでまあいいかという感じです。
ストーリー展開がスマートだから心に響かないのかもしれません。
↑これはあくまで好みの問題だと思います。
荻丸雅子先生のような怒涛の展開とか濃い愛憎劇とかのどちらかというと濃い作風の先生が好きだからかもですね。
この2作はどちらもヒーローが億万長者で離婚したばかりという共通点があります。
1作目は傷を負ったヒロインとヒーローが恋を経て癒されていくお話。
2作目はかつて愛を交わした2人が再会し誤解を解き結ばれるお話です。
特に2作目は頁数が少ないので駆け足の印象はありますが、どちらも短めなお話なので、とても読みやすいと思います。
評価は3.5。
短編ですしさらりと読みやすいです。
また、このお話は「サマー・スキャンダルシリーズ」として、他にも何作か発表されています。
1作目に出てきたシークのお話は麻生歩先生が描かれています。
興味がわいた方は合わせて読んでみると面白いかもしれませんね。
【関連作】
「シークと禁断の美酒」
「退職願は恋のはじまり/誘惑ゲームの最終章」
応援クリックお願いします☆
にほんブログ村