当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

「三度目のキスは…」荻丸雅子先生感想。

ロマンス

今回は荻丸雅子先生「三度目のキスは…」(原作:ケイト・ハーディ)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

荻丸先生は台詞(の改行?)が独特なんですよね。
実は最初癖のある感じがあまり好きではなかったんですけど。
ぐいぐい読ませるストーリーのよさで、今では新作チェックしてしまう漫画家さんの一人です。

あらすじはこちらです。↓

愛する人に裏切られ犯罪者の濡れ衣まで着せられたローズは、すべての男性に不信感を抱いていた。親友サラの兄レオが高圧的な様子で現れたときも、激しい拒絶反応を示してみせた。サラとレオは名門弁護士一族の出身で、レオは弁護士として世に出ることしか考えていない。一方ローズは古着屋を営みながら型にとらわれない生き方を選んだ。そんなふたりの波長が合うはずもないのに、いくらレオが魅力的だからと言って、触れあうたび強烈な欲望を感じてしまうのはなぜ!?

上にも少し書いたのですが、荻丸先生の台詞って独特で、改行が多すぎてちょっとひっかかるときがあるんです。

また、デッサン狂いとかはないですが、絵柄も個人的にはあまり好きではないです。
それでも読んでしまう荻丸先生の魅力はストーリーだと思います。

荻丸先生の描かれるお話の多くは、ヒロインがヒーローに手ひどい裏切りを受けたり、シングルマザーだったりそうなったり、途中でヒーローにひどい目にあわされたりと波乱万丈。
億万長者に見初められ…的な、どこか夢物語的なお話は少ない印象です。

傷を負ったキャラクターが愛を育む過程で自らだったり相手の愛を受けたりしながら立ち直っていく。
もちろんハーレなので恋愛要素は大事なのですが、キャラクターの心の再生をもう一つの軸に据えているお話が多い気がします。
そのキャラクターは必ずしもヒロインばかりではなく、ヒーローだったりするところも好きなポイントです。

わたし個人がハーレにハマったときって実は人生で一番つらかった時期なんですね。
物語でもつらいのは読みたくない、幸せな気分になりたい。
もうただただ悲しくて外から幸せ要素を取り込みたかったので、そういうときにハッピーエンド確定のハーレは安心して読めました。

ハーレに多い億万長者に見初められ…的なお話でも最初は良かったんです。
ただ、そのうち少しずつ心が回復してきたら、そういう類型的でご都合主義的な展開に飽きてきちゃったんですね。
そんな頃荻丸先生と出会い、大好きな漫画家さんになりました。

このお話も、ヒロインは恋人に騙され生活もめちゃめちゃにされながらもシングルマザーの親友と協力しながら自分の足で立って生きています

親友と親友の兄であるヒーローの兄妹間のすれ違いが解けたり、弁護士であるヒーローのおかげでヒロインの疑いも晴れたり。
恋愛要素だけでなく盛りだくさんな内容で、とても読後感のいいお話です。

評価は4.0。
荻丸先生のお話はハズレが少ないので、興味が湧かれたかたはぜひ一度読んでみてください。

created by Rinker
¥550 (2024/05/15 19:38:49時点 楽天市場調べ-詳細)

応援クリックお願いします☆
にほんブログ村 漫画ブログ ハーレクインコミックスへ
にほんブログ村


恋愛漫画ランキング

タイトルとURLをコピーしました