今回はながさわさとる先生の「甘美な誤算」(原作:メッツィ・ヒングル)を紹介します。
個人的オススメ度:★★★☆☆(3.0)
タイトル買いで成功する例もあれば予想と違う展開のものもありますね。
今回のお話は期待通り、ではありませんでした。
あらすじはこちらです。↓
父のホテルを買収したチェイスをひと目見て、マドリンは衝撃を受けた。なんて傲慢で冷酷で…魅力的なの。いいえ、私の愛するホテルを奪おうとする男に惹かれてはだめ。しかしチェイスは彼女の反発も意に介さず強引なアプローチを仕掛けてくる。仕事では有能さを発揮し、社交の場では最高の笑顔と洗練された態度で人々を虜にする彼に、いつしかマドリンは夢中になってしまう。チェイスのキスに情熱的に応えた瞬間、彼の瞳が怪しく輝いたことには気づきもしなかった。
タイトルから甘いお話かなと思いましたが、実際はいわゆる愛憎劇でしたね。
そして『誤算』というよりは『誤解』では?
とツッコミ入れたくなるようなお話でした。
絵は綺麗だし、気の強いヒロインも好印象。
ヒーローは決定的な『誤算』さえなければ人情味のあるいい男だと思います。
ですが、いくつか残念な点のあるお話でした。
まず、肝心なところで説明が足りないです。
若干ネタバレになっちゃうのですがヒロインとヒーローの関係は無関係だと匂わせるだけじゃなくちゃんと書いてほしいです。
ヒロインとヒロイン父との関係もラスト近くであっさり解決しちゃった印象。
もう少し描写があってもいいかなと思います。
ヒロインの気持ちに寄り添って読むと納得できないと思うところが多いお話でした。
ヒーローに感情移入しているとアリなのかな、と思うお話です。
孤独な少年が癒されていくお話として読むならいいかもしれませんね。
ということで、評価は3.0。
ハーレは原作があっての漫画家さんのアレンジなので、漫画家さんの評価は1作では決められないところもあります。
また折を見てながさわさとる先生の他の作品も読んでみたいなと思います。
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