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「キスのレッスン」高倉知子先生感想。

ロマンス

今回は高倉知子先生の「キスのレッスン」(原作:ペニー・ジョーダン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓↓

あのルーク・オウロークがなぜ兄の結婚式に!? 10年前、肉体労働者だった5歳年上のルークは両親に愛されず孤独だった15歳のジェマにとって、初めてできた心を許せる友人だった。キスの仕方を教えてほしいと愚かな頼みごとをしたせいで友情は壊れ、それきりになってしまったけれど…。建設会社のオーナーとなった彼は再会を喜んでくれ、ジェマは安堵した。ルークが優雅な紳士のようにふるまう裏で、ジェマを愛人にしようともくろんでいるとも知らずに――。

高倉知子先生の作品は過去に「あなたの心が見えなくて」「嘘つきな薬指」を紹介しています。
絵が華やかで好きな漫画家さんの一人です。

このお話は珍しくヒロインが黒髪&ストレートボブ。
高倉知子先生のヒロインはふんわりロングのイメージが強いので、ビジュアルでおぉ! となる感じでした。

裕福ではあるものの特権意識の強い家風に馴染めずにいたヒロイン。
学生時代に自分を枠にはめようとしないヒーローを友人と思っていたのに、その幼さからキスの仕方を教えてと頼んだことで友情を失ってしまいます。
労働者階級のヒーローはそのころからヒロインを意識していたため、10年後にヒーローが身を立てて再会したときにヒロインを愛人にしたいと歪んだ気持ちを抱いてしまうわけです。

学生時代のヒーローとヒロインの年の差も5歳あり、ヒロインが15歳でキスのレッスンをせがんだときはヒーローは20歳ですでに働いていました。
10年前にうまくいかなかったのはやはりヒロインの幼さが原因ですよね。

ヒロインはその後、貧しくて教育を受けられない子供を助けるという志を抱いて公立校の教師になった努力家でもあります。
ですが、学校が財政難だということで、実家が裕福なヒロインはクビになり、兄の結婚式の準備の手伝いに戻った実家でヒーローと再会したわけですね。。

ヒーローは家庭環境に恵まれず女性不信で、不遇な生い立ちをばねに身を立てた苦労人。
ヒロインへの思いが女性不信もあって歪なものになっているものの、ヒロインを見るにつれ本来の愛情を抱くようになっていきます。

実際に読み進めていくと、歪んだ気持ち全開の傲慢なお話ではなく、心をちゃんと通わせていく素敵なお話でした。
愛人だと噂されていたヒロインが誠実な仕事を重ねることで周囲の理解を得ていくところや、ヒーローに対する認識をヒロイン父が改めるところなど、周囲に認められていくところもよかったです。

評価は4.0。
絵の美しさもあって安心して読めました。
また別の作品も紹介したいです。

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