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「熱い敗北」須田詩子先生感想。

ロマンス

今回紹介するのは、須田詩子先生の「熱い敗北」(原作:シャーロット・ラム)です。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

ヒーローとの出会いがちょっと謎めいていて、立ち読み部分だけ読んだら先が気になって購入したお話です。

あらすじはこちらです。↓

映画監督のゾーイは、何より仕事第一。恋愛に支配される生活など想像もできなかった。あの男に会うまでは・・・。ある嵐の日、見知らぬ男性がゾーイの家のドアを叩いた。彼はコーネル。この嵐で車が故障してしまったという・・・。警戒心をあらわにするゾーイに、彼は言った。「思ったとおりの冷酷な女だな。ゾーイ」。 『なぜ、私のことを知っているの!?』

映画監督の仕事が充実しているヒロイン。
ヒロインが好きすぎて疑心暗鬼になっていった元カレだけでなく、妹にも熱しやすく冷めやすい薄情な女だと誤解されています。

でも、わたしは好きですね、こういう女性。
自分の心に正直なだけだと思うので。

恋は始まりも終わりも自分の意志ではないし、終わった恋をずるずる引き延ばすのは自分にも相手にもよくないと思うんですよね。
そういう意味でヒロインはちゃんと元カレに誠意をもって向き合っていると思います。

でも数少ない恋愛で人生の伴侶に出会えた人は、そういう気持ちが理解できないのかもしれないですね。
妹はまさにそういう感じで、姉妹なのに対照的だなあと思いました。

で、ネタバレですが、ヒーローは元カレの兄だったわけです。
弟の傷心の様子を知るヒーローがヒロインを責めるシーンがあるのですが。
このときのヒロインの反論が秀逸で、終わった恋にしがみついているすべての人に読んでほしいくらいです。

そして、ヒーローは弟のこともあり自覚していなかったけれど、ヒロインに否定されてはじめてヒロインへの気持ちに気づきます。
お話の流れがとても自然で、読んでいて引き込まれました。

ヒーローも最初は髭ぼうぼうの風体で怪しさ満点でしたが、イケメンでヒロインの義弟の会社の社長でお金持ち。
強引だけど世話焼きで思いやり深い男性です。
やっぱり女性は男性にエスコートしてほしいという気持ちがあるし、すこし強引なくらいの男性っていいなあと思います。
ヒロインの事故のときには危険を顧みず助けに行くし、その後の面倒もなんのかんの言いつつやってくれるなんて素敵ですよね。

評価は3.5。
全般的にわたしは好きなお話ですが、元カレにはこのエンディングは辛すぎると思います。
根は優しい男性っぽいので、幸せになってほしいなあと思います。

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