今回は小林博美先生の「愛を禁じた理由」(原作:アマンダ・ブラウニング)を紹介します。
個人的オススメ度:★★★★★(4.5)
小林先生の作品は「眠れぬ夜はボスと」を紹介させていただいたことがありますが、美しく華やかな絵が大好きな先生です。
あらすじはこちらです。↓
罪にまみれた汚い私をそんな瞳で見つめないで――かつて犯した罪のため日陰に生きる秘書のエイミ。だが、仕事で訪れた大邸宅で出会ったジョナス・バークリーは一瞬で、彼女の地味な見た目の下にある輝くような美しさを見抜いてしまう。世界的グループ企業を束ねる若きエリートからの野性味あふれる誘いにエイミの胸は期待に溢れた。あの腕に身を委ねれば、どんな世界が私を待っているのだろう? でも駄目、私には幸せになる権利なんかないのだから――…。
こちらは罪を犯したからと日陰者として自分を殺して生きていたヒロインがヒーローに出会い惹かれていくお話です。
ハーレではたまにですが、罪を犯したヒロインが出てきます。
罪を犯した自分が幸せになってはいけない、というメンタルブロックが強いヒロイン。
それだけちゃんと罪を悔い改めているので応援したいなと思う気持ちがあります。
このヒロインは十分すぎるほど過去を悔み反省していて見ていて痛々しいくらいです。
そんなヒロインに惹かれヒロインの魅力を引き出していくヒーローもとてもスマートで素敵ですね。
元はプレイボーイだったけれどヒロインに夢中になったヒーロー。
彼女の笑顔を取り戻したい! と願い、実際にお話を大きく動かしてくれます。
実は「元々プレイボーイでヒロインに夢中」なヒーローって最強だと思うんですよね。
元々たくさんの女性を虜にする魅力があって女性をエスコートすることに慣れていて。
ハーレに出てくる「元々はプレイボーイヒーロー」ってかなり傲慢系ヒーロー率が高いんですよね。
なので、ヒロインに一途なヒーローに読んでいてとても癒されました。
心が清いからこそ自分を責め自分の幸せに背を向けてきたヒロインなので、ヒーローが彼女を見つけ出して幸せを手にしてくれてよかったと思います。
小林先生らしく華やかで美しい絵はそのまま、お話もとても素敵なので、ぜひぜひご一読いただければと思います。
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