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「結婚はだめ」河村恵利先生感想。

ロマンス

今回は河村恵利先生の「結婚はだめ」(原作:ヘレン・ブルックス)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

河村恵利先生の絵柄はちょっと地味というかあまり華がなく最初は興味がわかなかったのですが(ファンのかたいたらごめんなさい)、立ち読みを読んで先が気になって買ってしまいました。
結果的に買ってみて良かったなと思ったお話のひとつです。

あらすじはこちらです。↓↓

夫を亡くし、ひとり幼い娘を育てるキムは社長秘書の面接を受けに来ていた。まわりは美女ばかりで、まるでモデルのオーディションのよう。彼女たちは皆、独身社長の妻の座を狙っているのだ。ひとり場違いなキムはばつが悪かった。さらに社長ルーカスの高圧な態度にキムはつい反発してしまう。受かるわけがないと思っていたが、なぜか採用。仕事をするうちにルーカスの思いもかけないやさしさにふれるキム。一方、ルーカスも家庭的なキムにじょじょに惹かれて…。

お話はシングルマザーの秘書が社長秘書の面接に行くところから始まります。
緊急時でも仕事を優先できるかと横柄にヒーローに訊かれ、努力はするが約束はできないと正直に答えたヒロイン。
他の華やかな候補者ではなく誠実なヒロインをヒーローが採用するという出会いから好きな感じだったので、先が気になってしまって。

お話はヒロインの慎ましい優しさに惹かれていくヒーローが結婚生活に傷ついたヒロインの心をじわじわと優しく溶かしていく優しいお話でした。
ヒーローの娘の可愛さ、ヒロインの友人の穏やかな優しさも好感が持てました。

ヒロインの心の傷はかなり深く、描写によっては読んでいるほうも辛くなる類のものだと思います。
ですが、絵柄が地味で淡々とお話が進むため、逆に生々しさがなくて良かったかもしれません。

前回紹介した荻丸雅子先生のようなお色気はないのですが、心温まるシングルマザーとヒーローで話の流れはとても好ましいと思います。

ただ、思いっきりネタバレですが。
ヒロインが中盤の業務上のミスと終盤の携帯の電池切れという単体でも深刻な事態になりえる仕事上の失敗を二つも重ねてしまったのがちょっとマイナスですかね。
個人的には恋にかまけてないでしっかりして! と言ってやりたくなりました。

冒頭でたくさんの秘書候補を押しのけて採用されたのだからそこは有能であってほしいというか(他の候補がヒーロー目当ての無能だったとしても)。
淡々と進む分深刻度合いが伝わってこないけど、中盤のミスは冷静に考えるとかなりまずいのではと思うので。

ストーリーもキャラクターも総じて好ましいものの、シングルマザーだからこそ子どものためにも仕事はしっかり頑張るヒロインが好きなんですよね。
ということで、オススメ度はちょっと辛めの星3.5にします。

燃えるような恋や激動のストーリーではなく、しみじみ染み入るお話が好きな方にオススメです。

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