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「嘘と秘密と白い薔薇」さちみりほ先生感想。

パッションロマンス

今回はさちみりほ先生の「嘘と秘密と白い薔薇」(原作:マーガレット・ウェイ)を紹介します。
最近このブログなかなか更新できてないのですが、さちみりほ先生の新作を見つけると記事更新熱が上がります(苦笑)。

個人的オススメ度:★★★★★(5.0)

あらすじはこちらです。↓↓

超一流企業で働きながら女手ひとつで息子を育てるケイトは、目の前の顧客に愕然とした。そこに立っていたのは、第5代ウィンダム男爵ジュリアン・アシュトン・カーライル。初恋の人。忘れもしない美しい碧眼に、思い出が蘇る――18歳の時、ケイトは一世一代の恋をした。けれど身分違いと反対する彼の母親に抗えず恋心は儚く散り彼のもとを去った。ああ、今になって彼と再会してしまうなんて。彼に隠してきた息子の存在を知られたら…彼女の胸に不安が押し寄せた。

そんなわけでこのブログでもさちみ先生のお話は何度も紹介しています。
こちらをご参照ください)。
今回はさちみ先生には珍しいキャリアウーマン、かつシングルマザーのお話ですね。

お話にはヒロインとヒーローの恋愛の他、ヒロインの親世代のお話が盛り込まれます。
そのせいか、128ページだとちょっと内容が詰め込みすぎな感じがしました。
さちみ先生の場合はヒストリカルでページ多めのお話を読む機会も多いせいかもしれませんね。

それと、シングルマザーのお話って平たく言えば婚前交渉を持ってしまうヒロインなわけですよね。
別にそういう話を否定する気はないのですが、ちょっとお話が生々しい印象があります。

さちみ先生の絵柄や作風はどちらかというと性的な雰囲気になじまない印象があるので、純愛路線をひた走っていただきたい気はします。

あと、ヒロインの若さかつシングルマザーで超一流企業でバリキャリというのは正直あまり説得力がないですね…。
ハーレの異世界フィルターもあり、またさちみ先生好きフィルターもありでまあいいか、というのはありますが。

といろいろ書きながらも、このお話でもさちみ先生のよさは存分に発揮されていて。
ネタバレですが、2人の息子にヒーローがヒロインへの気持ちを伝えるところの回想シーンの絵の美しさ
ヒーローがヒロインに心を奪われた感じが絵だけで伝わってきます

また、ヒロイン義母もヒーロー母も独善的で好感の持てるキャラクターではありませんが、子どもって親を嫌いにはなれないもので。
そういう機微がごく自然に説得力がある形で描かれていて、共感を覚えます。

ヒロインがいなくなったときにヒーローがもっとちゃんと追いかけていれば…とは思いますが、それができないのがさちみ先生ヒーローですよね。
優しくて自分の気持ちより相手の気持ちを汲んでしまおうとするというか。

そういうヒーローだからこそ、父に会いたくて来た息子の気持ちをまっすぐに受け止められたのかなと思います。

そうそう、この息子がまた素直でかわいいんです。
父を慕う気持ちを持ちながら分別があり母や祖母に遠慮して言わないところとか、読んでてもう健気で。
子どもが出てくる話にはホント弱いですね…。

恋愛要素もありつつ、ヒロイン義母やヒーロー母、ヒロインたちの子どもといった登場人物から話の展開も深まり、奥行きのある話でした。
ちょっとお話が詰め込みすぎな印象があったのと、さちみ先生とお話の雰囲気があってない気がしたので、今回は星5.0にします
(マイナス要素があっても5.0って 我ながらどんだけさちみ先生好きなんだろう…)。

このお話ももちろん好きなのですが、ちょっと荻丸雅子先生のお話を読みたくなっちゃいました。
シングルマザーのお話といったら荻丸雅子先生の独特な色気が恋しくなるというか。
いろいろな漫画家さんがいるのもハーレの魅力ですね☆

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