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「砂漠に燃える恋」尾方琳先生感想。

ロマンス

今回は尾方琳先生の「砂漠に燃える恋」(原作:シャロン・ケンドリック)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(3.5)

尾方先生は前にも「ボスには秘密5 花婿はいらない」を紹介させていただいた、好きな漫画家さんの一人です。

このお話はいわゆるシークもので、傲慢ヒーローでもシークものだとおとぎ話的に楽しめちゃうのが不思議ですね。

あらすじはこちらです。↓

砂漠の国カヤーザフで父が油田を発見したことからフランチェスカと国王ザヒドは幼なじみ。数年ぶりに会い、薔薇の蕾がほころぶように美しく成長した彼女にザヒドは目を奪われる。彼女にとっても彼は初恋の人。今や婚約している身だが、胸が淡くときめく。しかし、ザヒドによってフィアンセの浮気と不正を暴きだされ破談に。自分を思ってくれた行動とは言え傷心のフランチェスカは請われるまま彼の国へとついて行く。それが彼女の運命を変えることになるとも知らぬまま。

シークものってお約束なので仕方ないんですけど。
ヒーローは浮名を流しまくっているのにヒロインには無垢であることを求めるってやっぱり納得いかないポイントではあります。
別に処女性を尊ぶのはいいし男性は経験豊富でもいいと思うのですが、自分のことを棚に上げて…と思うのは心が狭いんですかねえ。

とは言え尾方先生の絵はとても美しいし、お話自体も奇抜な展開もなく嫌なキャラクターもおらず、シークロマンスにひたれてよかったです。

ヒーローは美しく成長したヒロインにメロメロ。
保護者として…とか理屈を振り回して自分の元に置こうとするところとか可愛いと思います。
ヒロインも国王であるシークに対して言いたいことを言い主張すべきところはして、欧米的な自立した女性で素敵だなと思います。

尾方先生の絵とシークロマンスというエキゾチックな魅力がマッチして素敵なお話でした。

評価は3.5。
波風の少ないお話ですが、シークものが好きな方にはぜひオススメです。

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