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「望まれぬ妻」桜野なゆな先生感想。

ロマンス

今回は桜野なゆな先生の「望まれぬ妻」(原作:メラニー・ミルバーン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

桜野先生の漫画は今回初めて読みましたが、基本的に男にされるがままのか細い女性より気の強い女性が好きなので、今回のお話も楽しく読めました。

あらすじはこちらです。↓

社交界の花と呼ばれゴシップの絶えないジェイドは、これまでにないほどの窮地に追い込まれていた。名づけ親であるホテル王の遺言により、彼の孫ニックと結婚しなければ、莫大な遺産相続の権利を失うだけでなく父親からの送金も断たれてしまうのだ。よりによって相手があのニックだなんて。10年前に受けたひどい仕打ちは忘れていないわ。それに今でも彼に嫌われているけれど、生活のためには絶対に結婚しなければ。私にはひとりで生きていけない秘密があるんだもの!

しょっぱなからネタバレですが、ヒロインは失語症です。
失語症というのは欧米では多い病気のようで、ハーレにもよく出てきますね。

実際に文字が読めないで生活するとしたらものすごく不便だろうなあと思いますが、ヒロインは気丈で負けん気があって好きです。
絵を描いて自分を表現することで自分の世界をしっかり持っているのも素敵。

ヒーローは魅力的に描かれていますが失語症であることを知らないのでヒロインをゴシップ誌のまま誤解しています。
また、自覚していない心の傷もあります。
ヒロインとともに過ごすことでヒロインに対する誤解も溶け、心を交わしヒーロー自身の傷を癒していく…というストーリーです。

個人的にすごく好きなシーンが、体目当てでヒロインに寄ってきた男を撃退し、ヒロインに対してヒーローが怒るシーン
失語症から自尊感情が弱いヒロインに今こそ怒るべきだと怒るヒーローの愛を感じ心があたたかくなりました。
こういうのが癒しなんですよねえ。

脇役も魅力的だし絵も見やすいです。
ちょっとホットシーンが生々しいかもですが、それ以外はとても楽しく読めました。
読後感もさわやかですしオススメです。

評価は4.0です。
興味がわいた方は立ち読みだけでもしてみるといいですよ。

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