当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

「ベネチアの夜に包まれて」一重夕子先生感想。

ロマンス

今回は一重夕子先生の「ベネチアの夜に包まれて」(原作:キャロル・モーティマー)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★★(4.5)

日本で平凡に暮らしていれば縁のないシチュエーションのお話ってハーレではけっこうありますよね。
今回のお話はそんなお話で、現実離れした設定で面白かったです。

あらすじはこちらです。↓

黄金に輝くドレスを身にまとい参加した仮面舞踏会で、ダニーは海賊に扮した、危険な香りのする男と出逢う。暴力的な夫と離婚して以来、男性不信におちいっていたダニーだが、幻想的な夢に酔い、情熱の一夜を過ごしてしまう。翌朝、仮面をはずした彼の正体は、いつもぶつかりあっている最大の天敵ニコロ。名家の長で、銀行家の彼は尊大で自信に満ち、初めて会ったときから、ダニーに冷淡だった。そんな彼と知らないとはいえ、結ばれてしまうなんて――!

仮面舞踏会、日本ではかなり現実離れしたシチュエーションですよね。
海外生活経験がなく平凡な日本人家庭に育ったわたしにはまるでおとぎ話みたいで面白かったです。
声で気づくんじゃないかというツッコミはこの際ナシということで。

ヒロインが元々恋心を抱いていたのに対し、それまで全くヒロインを意識していなかったヒーロー。
一夜関係を持っただけでヒロインへののめり込み具合が急で激しすぎる感は若干あります。
説得力があまり感じられないというか。

ネタバレですが、ヒロインは前の結婚で初夜に夫に暴力を受けていました。
そのため、男性に対する恐怖心がぬぐえなかったのです。
愛に目覚めたヒーローがヒロインを理解し守ろうといろいろな行動を起こすところに男気を感じていいなあと思いました。

また、毒親という言葉がメジャーになりましたが、このお話では毒祖父が出てきますね。
毒祖父もヒーローがこらしめていて分かりやすすぎという向きもあるかもですが、わたしはスカッとしました。

一重先生の絵は綺麗で漫画も読みやすく、舞踏会のシーンもとても華やかで素敵でした。
評価は4.5。
その後が気になるキャラクターが約一名いるものの、読後感もさわやかなので、興味が湧かれた方はぜひご一読ください。

created by Rinker
¥550 (2024/05/16 13:02:00時点 楽天市場調べ-詳細)

にほんブログ村 漫画ブログ ハーレクインコミックスへ
にほんブログ村


恋愛漫画ランキング

タイトルとURLをコピーしました