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「恋の方程式」荻丸雅子先生感想。

ロマンス

今回は荻丸雅子先生の「恋の方程式」(原作:ジョー・リー)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

先日荻丸先生の「契約関係」を紹介してから
荻丸先生ブームが来てしまいました。
こちらの作品もある意味ハーレらしいお話かなと思います。

あらすじはこちらです。↓

つきあう男性に次々幻滅させられるリーは、ふと目の前の人物に目を留めた。トレバー。大学時代からの親友だ。彼とベッドでの相性がよければ最高のパートナーになれるわ! リーは彼に親友とベッドメイトの両立を提案した。最初は抵抗したトレバーだが、結局、一夜をともにすることに。けれどすっかり気を許していたトレバーの、男性としての顔を初めて見せつけられ、リーは急に怖くなって逃げ出そうとした。すると彼はさらにリーを驚かせる予想外の行動に出た!

こういうとっかかりが体の関係のお話ってハーレならではですよね。
性的描写がきついのは苦手なんですが、きっかけは何でも最終的に愛があるのでこういうお話もアリかなと思います。

ヒロインは鈍感でヒーローの内心に気づかずとんでもない提案をして振り回す、小悪魔的な魅力の持ち主ですね。
しかも作為的なところがなく情が深くて、実際にそばにいても憎めない感じですかね。

ヒーローは草食系の優男ですね。
家庭環境から心に傷を負っている人物ですが、まっすぐな人間で好感が持てます
ヒーローは結婚や永続的な愛を信じられず、そのためかヒロインの気持ちに気づかないのは読んでいてハラハラしました。
ネタバレになりますが、クライマックスでそばにいた二人の友人の台詞、読者みな思ったことじゃないかなと思います。
岡目八目とはよく言ったものですよね。

ヒーローもヒロインも好感が持てて、嫌な気持ちになる悪役も出て来なくてするっと読めるお話でした。
関係が始まるまでのドタバタが微笑ましく、すれ違いにやきもきしたり、純粋にラブロマンスとして楽しめました

評価は4.0。
とっかかりに抵抗がある方もいるかもですが、読んで損はないので、立ち読みで少し試し読みだけでもしてほしいです。

ちなみに、こちらは関連作としておかざき静先生の「水曜は秘密の香り」という作品があります。
おかざき先生の絵柄や作風は荻丸先生とはだいぶ違いますが、合わせて読んでみてもいいかもです。

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【関連作】
「水曜は秘密の香り」

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