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「涙の誕生日」花津美子先生感想。

ロマンス

今日は花津美子先生の「涙の誕生日」(原作:キャロル・マリネッリ)をオススメします。

個人的オススメ度:★★★★★(4.5)

あらすじはこちらです。↓

夫の死後、7歳の息子アレックスとふたりで暮らしてきた看護師のフルールは、友人の勧めもあって2年ぶりに職場に復帰する。ところがフルールは、復帰1日目にして早くも失態を演じてしまう。蘇生室に運びこまれた患者の様子に夫の最期の姿を重ね合わせ、適切な処置もできないまま、部屋を飛びだしてしまったのだ。新任のイタリア人医師マリオはそんな彼女に激しい怒りをぶつけてしまう。すっかり自信を失ってしまったフルールのもとに、その夜マリオがやって来て!?

心の傷を抱えたヒロインとヒロインに寄り添うヒーローのお話。
一言で言うと、とても優しいお話だと思います。

シングルマザーが主人公のお話だと元夫からDVを受けていて…とか、元夫を悪役にして切り捨てちゃうお話もあります。
でもこのお話のヒロインは愛し合っていた夫を事故で亡くしているだけに、余計に辛いですよね…。

その傷は時間が経っても癒えることはなく、痛みと共に生きることに慣れるしかない。
愛息の育児に悩むとき、彼に夢でもいいから「それでいいんだよ」と言ってほしいと思う…。
愛した夫を喪った悲しみと、一人で子供を育てる不安が痛いほど伝わってきます。

そんなヒロインの前に現れたヒーローですが、強引なところはありますがすごく愛情深い男性
イタリア人の明るく情の深いイメージそのままのキャラクターで、ヒロインはもちろん職場の人たちの雰囲気も変えてしまう。
とても魅力的な男性です。

それぞれが痛みを抱えて生きていて、それでもがんばって生きていればまた新しい出会いがあり愛が生まれることもある
そんなメッセージを感じられる、心があたたかくなるお話です。

評価は4.5。
折に触れて読み返したくなる名作です。
花津美子先生の作品に触れたことがない方は、まずこの作品を手に取っていただきたいと思います。

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