今回は牧あけみ先生「天使の靴音」(原作:キャロライン・ジャンツ)を紹介します。
個人的オススメ度:★★★★★(4.5)
牧先生は先の「秘密のサンタクロース」のレビューでシリーズ作を描かれた先生として名前だけ紹介はしていましたね。
元々大好きな漫画家さんです。
あらすじはこちらです。↓
家族がおこした交通事故のため、借金に苦しむ大学生グウェン。そんな彼女に、一風変わったビジネスの提案があった。提案者ブラッドの口から出た言葉は――「ぼくと1年契約で結婚してほしい」というもの!!初めは怒って断ったグウェン。“でもやっぱりお金は必要だわ…。”仕方なく彼の提案を受け入れることにし…。
ヒロインは両親と義兄を交通事故で亡くし、姉と姪、祖父母の生活のためにお金を必要としています。
ヒーローも経営する会社の返済金を会計士に持ち逃げされて困り果て、ヒロインの名付け親でもある叔父に融資を依頼したところ、契約結婚を持ち出されたというわけです。
バイト疲れでボロボロの身なりもあり、契約結婚に乗れる人格だとヒーローはヒロインを当初信用していませんでした。
しかし、ヒーローの元でお金に困らない暮らしをすることで元々の美貌を取り戻したヒロイン。
勉強熱心な才媛であることもわかり、ヒーローはヒロインの魅力にだんだん惹かれていきます…。
その性質上仕方ないのでしょうが、契約結婚モノはヒーローがヒロインの人格を信じていないところからのスタート。
ヒーローが傲慢にヒロインを振り回すお話が多いです。
でも、このお話はヒーローがとても誠実なところがいいですね。
もちろん、ヒロインも家族思いで勉強熱心。
とても優しい女の子ですね。
ヒーローの叔父である名付け親の援助も断り、自力で頑張ろうという心意気にも惹かれます。
せっかく距離を縮めつつあった二人がヒーロー叔父でヒロインの名付け親もからみ誤解が生じ、どう心を通わせていくか。
ぜひご一読いただきたいと思います。
評価は4.5。
牧先生のお話はどれもキャラクターが魅力的で心があたたかくなるお話が多いです。
ぜひぜひチェックしていただきたいと思います。
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