今回は、友井美穂先生の「悪魔との結婚」（原作：リン・レイ・ハリス）を紹介します。
個人的オススメ度：★★★★☆（３．５）
タイトルから傲慢ヒーローもののお話かと思いきや、意外とシリアスなお話でした。
あらすじはこちらです。↓
大富豪の娘フランチェスカは、父親の死後、今は命の恩人のジャックという老人と暮らしている。だがジャックが癌だとわかり、治療費を作るため、実業家マルコスから“悪魔の心臓”という名の宝石を取り戻そうと考える。マルコスとは18歳のときに結婚し、“悪魔の心臓”を贈ったが、彼は初夜も済まないうちにそれを持って姿を消した。その恨みを晴らすためにも宝石を奪い返してみせる！ なんとか成功したものの、8年ぶりにマルコスと再会するはめに――!!
こちらで取り上げるのは初めてですが、友井美穂先生の作品も何作か読んだことがあります。
コメディタッチのお話が多く軽やかな作風だなと思っていました。
絵柄も少女漫画的な感じ。
なので、今回のように重めのお話だとちょっと絵柄が浮いてしまうというか、リアリティがない感じなのが少し残念でした。
とは言え、お話自体はとても面白かったです。
ヒーローにより波乱の人生を歩むことになったヒロインと、安寧に欠ける人生を歩んでいたヒーロー。
お互いに対する誤解があり、それぞれが抱えている苦しみがあって。
誤解が解け、それぞれの苦しみを理解し愛情を交わすようになっていく過程は読んでいてとても癒されました。
評価は３．５です。
友井先生自体は好きな先生なのですが、絵柄がお話にマッチしてないのがちょっと気になるので。
今度はコメディタッチのお話を紹介したいと思います。
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