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「ティアラよりも輝く日」岸本景子先生感想。

ロマンス

今回は岸本景子先生の「ティアラよりも輝く日」(原作:ロビン・ドナルド)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

岸本先生の作品について書くのは今回が初めてですね。
けっこう好きな漫画家さんなので自分でも意外でした。

あらすじはこちらです。

カラシア国大公の結婚披露パーティー。好奇の目にさらされ、プリンセス・セリーナはひとりたたずんでいた。「祖国を追われた哀れなプリンセス…隣国の大公妃の座も逃し、この先も平民以下の生活に甘んじるのね」――周囲の噂話から救ってくれたのは、大富豪アレックスからのダンスの誘いだった。アレックスとの甘美なダンスに胸をときめかせるセリーナに彼は彼の故郷のニュージーランドへ来ないか? と誘う。だがそれは、称号だけの王女である、彼女への罠だった!

岸本先生のお話もどちらかというと傲慢・強引ヒーローに振り回されるヒロイン、という類型的なものが多いような気がします
(元々ハーレはそういうお話多いですしね)。

岸本先生の描くヒーローはどこか色気があり、ヒロインにはどことなく気品がありますね。

だからこそ、ヒーローの色気に抗おうとしてどうしても惹かれてしまうことに対するヒロインの恥じらいみたいなものが岸本先生の作品からは感じられて。
そこがたまらない魅力だと思います。
このお話はわたしが感じる岸本先生の魅力がつまった作品だと思います。

このお話のヒーローも岸本先生のヒーローらしく少々強引です。
ただ、ネタバレになりますが、その強引さはヒロインを守るためという面があり、好感が持てますね。

ヒロインは称号のみのプリンセス
周囲からプリンセスらしい振舞いを期待され、苦しい実情を見せずモデル業やコラム執筆で生計を立てながら、学生の弟を支えている素敵な女性。
ただ、ヒロインが一人で苦労を抱えている分、学生の弟が責任感を持てずに担がされていくというのが皮肉ですが。

お話の展開も自然で読みやすく、わかりやすい敵役がいて読後感もスッキリなお話でした。

ちなみに、この作品は麻生歩先生の「愛と気づくまで」のスピンオフ作品なのですが、先生によってキャラクターのビジュアルが違うという残念さがあります。
なので、岸本先生のあとがきを読むまで全く気づかなかったほどスピンオフの印象がありません…(「愛と気づくまで」も既読だったのですが)。

麻生先生の作品ではアレックスの髪型がトーンでパーマヘア、岸本先生は黒髪ストレートです。
麻生先生のアレックスは少しチャラいので岸本先生のアレックスの方が好きですが、同じキャラクターなのに作品によってビジュアルに統一感がないのは少し残念ですね。
両先生ともヒーローは黒髪ベタ、ヒロインは線描のロングヘアが多い印象。
先生によって描きやすい髪型ってやっぱりあるんでしょうね。

今回の作品は背景画を一部麻生先生にお借りになったそうですが。
岸本先生は作品を一人で描いていらっしゃるそうです。
他の作品を見ていても、岸本先生の絵に関して描き込みが少ないとか感じたことがないのですごいなあと感心してしまいました。

「ティアラよりも輝く日」に話を戻しまして、評価は4.0。
気品のあるヒロインが好きな方はぜひ読んでいただきたいと思います。
興味が湧かれたら麻生先生の「愛と気づくまで」も一緒に読んでみてキャラクター比較をしてみるのも楽しいと思いますよ。

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