今回紹介するのは橋本多佳子先生の「ギリシアからのプロポーズ ひざまずいたプレイボーイ」(原作:キャロル・モーティマー)です。
個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)
橋本先生は前に「国王陛下の花嫁選び」で紹介しましたが、絵が華やかで綺麗でとても好きな漫画家さんです。
あらすじはこちらです。↓
インテリア・デザイナーのエバは、大富豪マルコスから摩天楼をのぞむNYタワー最上階の改装を依頼される。しかし、プレイボーイと名高い彼は興味をもった女性を追いかけるが、ものにしたとたん残酷になるという噂だ。現にエバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかり。女性の敵だわ! 打ち合わせを2度キャンセルするが、逆に彼の挑戦欲に火をつけてしまう。過去の傷から恋愛を拒絶するエバだったが、たくみにベッドの罠に誘われ、身体が溶けるような甘いキスをされて!?
気が強く独立心の強いヒロイン。
早々にネタバレですが、一度結婚に失敗して男にはこりごり、精子提供を受け一人で子どもを産み育てようと思うあたり本物ですよね。
独立心の強いヒロインがよく登場するたび、そこまで一人で立とうという覚悟がすごいと漫画なのに感心してしまいます。
ヒーローは父と伯父が遺した会社を伯母と従兄とともに盛り立ててきた大富豪。
プレイボーイながら女性には誠実という、まあハーレにありがちな理想の男性ですよね。
最悪な印象から二人が距離を縮めていく過程はとても自然に描かれています。
また、ヒロインの過去の夫との思わぬ形の残酷な再会もヒーローが傍らでフォローしてくれていて。
ラブロマンス色がとても強いお話で、ドキドキしながら楽しく読めました。
トラウマを丸ごと受け止めてくれる愛、みたいなお話ももちろん好きですが。
こういう風に新しい恋愛に夢中になって気が付けば過去の傷から自由になっていた、みたいなお話も大好きなので、どっぷりラブロマンスで楽しかったです。
こちらはシリーズ物で、ヒーローの従兄のお話を尾方琳先生が描かれています。
評価は4.0。
何度でも楽しく読める作品でオススメです。
シリーズ物は同じ漫画家さんに描いてほしいと思う方ですが、同じキャラクターが出てくることが少ないしどちらの漫画家さんも好きなのでいいかな、という感じです。
また、橋本先生と尾形先生は師弟関係だそうですよ。
興味が湧かれたら合わせて読んでみてください。
【シリーズ作】
「ギリシアからのプロポーズ 薔薇のベッドで愛して」
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