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「おいしい恋の作りかた」中山紗良先生感想。

ロマンス

今回は中山紗良先生「おいしい恋の作りかた」(原作:ニーナ・ハリントン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

タイトルや表紙の印象はラブロマンス一色かなと思っていたのですが、いい意味で裏切られたお話です。

あらすじはこちらです。↓

シエナは途方に暮れて休暇をとり、叔母のレストランの扉を叩いた。高級レストランのマネージャーに念願の昇進が決まったとたん、新任の料理長がろくでなしの元婚約者だと知らされたのだ。ところが扉を開けた男性を目にした瞬間、つかのま悩みを忘れた。ブレット・キャメロン――十代のころ叔母の店で修行し、成功をおさめた新進気鋭のシェフだ。そしてシエナの初恋の相手……。彼に温かい歓迎の笑みを向けられ、たちまち顔が赤くなる。野暮ったい少女から変身したのに、彼の魔法にかかったままのようだ。するとブラットは叔母が旅行で留守だと告げ、驚くべき提案をしてきた。叔母を助けるため、ここでしばらく一緒に店を開けないか、と。

元婚約者との別れの苦しみから逃れるべく仕事に打ち込んできたヒロイン。
やっと自信を取り戻したところでの思わぬ形での元婚約者との再会を控えて動揺しています。

ヒーローは不遇で劣等生だった自分が成功したところを世間に見せたくて、一番つらい時期を送ったロンドンに帰ってきます。
シェフ一族で幸せな家庭環境のヒロインには憧れとそれ以上の劣等感を持っています。

それぞれにお互いを意識しながら、話すこともできなかった昔から一転。

お互い仕事で成功し、あるいはチャンスを得ながらも。
ヒロインは過去の苦しみの元凶との再会への不安、ヒーローは未来への不安を胸に再び巡り合います…。

このお話はヒーロー、ヒロインそれぞれが自立心が強く苦しみに立ち向かう力を持っていて、とても魅力的だなと思います。
特にヒーローは、家庭環境にも恵まれず文字を読むのが難しいという困難な状況で努力を重ねて成功しています。

ストーリー展開も無理がなく、簡単に二人がくっついておしまい、みたいなお話ではないところもいいです。
ヒーローのプロポーズの台詞も素敵で感動してしまいました。

絵もとても綺麗ですし、読後感のさわやかなお話なので、ぜひ読んでみていただきたいと思います。

【追記】
Amazon版&ebookjapan版でプロローグ・ストーリー15Pを収録した特典付きバージョンも発売されたみたいです。
特典だけ買うことができないので、立ち読みで気に入った方は最初から特典付きバージョンの購入をオススメします。
※楽天kobo版では特典付きバージョンはありません。

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