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「願いごとは秘密に」花津美子先生感想。

ピュアロマンス

今回は花津美子先生の「願いごとは秘密に」(原作:レイ・モーガン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★★(4.5)

花津美子先生も好きな先生でこちらでも過去に何作か紹介しています
こちらをご参照ください)。
つい未読のお話を見つけると購入ボタンをクリックしていまいます。

あらすじはこちらです。↓

山のふもとに住んでいるチャーリーは、怪我で動けなくなっていたデンヴァーを助けた。怪我の手当てをしているとき、彼女は彼の身体に銃で撃たれたような傷跡を見てしまう。彼には何か秘密があるのだろうか? 一方、彼女にも誰にも打ち明けられない秘密があった。彼女は元夫から逃げていたのだ。そして、元夫の探偵が彼女の近辺に現れた。危険を察知したチャーリーは、デンヴァーに助けを申し出る。しかし、彼を信用してもいいのだろうか? そして、彼の秘密とは?

花津美子先生はシングルマザーのお話がとても上手だと思います。
前にもこちらで「涙の誕生日」も紹介しましたが、
ちゃんとヒロインが子どもを第一に考えて毎日を懸命に生きているのが描かれていてとても好印象です。

花津美子先生と荻丸雅子先生
シングルマザーヒロインのお話は大好きで見つけると即買い状態だったりします。
なんか疲れてるときに読むとものすごく癒されるんですよね。

ヒーローも、実際はそこまで深く掘り下げられなくてちょうどいいバランスだったと思います。
ヒロインがシングルマザーで追われていてヒーローも問題があり向き合ってとなると、詰め込み過ぎかなと個人的に思うので。

ヒーローはヒロインの親友の兄で、かつてのヒロインの姿を知っていたんですね。
冷たい女王のような気高い少女だと思っていた、と言うあたり、その頃から何かしらの気持ちがあったのかなと思います。

ヒロインもヒーローのことを覚えていて、荒々しい雰囲気をまとっていた彼と妹に対する穏やかで優しいまなざしに感じるものがあったという描写があって。
こういう過去に縁があってお互いに好印象、という関係ってなんかリアルだなあと思います。
何でもそうそう簡単に恋愛に発展しないと思うし。

花津先生の描く子どもがまた可愛いんですよね。
子どもらしくて純粋で。
パパがほしいけど望んではいけないと子どもなりに諦めようとするあたり健気で読んでいて泣けてきます。

ネタバレになりますが、令嬢であったヒロインは財産はあったものの悪い仲間がいる夫との不遇な結婚生活から6年前に飛び出してしまいます。
一人で子供を産み町の人たちの助けもあり幸せに暮らしていましたが、夫の追っ手が自分を探していることを知り、ヒーローに逃げる手助けをしてほしいと願います。
ヒーローの手を借りて逃げる過程で町の人たちが匿ってくれていたことを知り、ちゃんと問題を解決してまたここに戻ってくると誓います。
このお話はヒロインの成長物語でもあるんですね。

戻ってみると夫はすでに亡くなり、支配的だと思っていたヒロイン母と和解。
ラブストーリーとしてだけでなく、読んでいてとても心があたたまるお話でした。

評価は4.5。
ロマンスとしても好きなお話ですが、キャラクターのあたたかさに癒されるお話です。
ぜひご一読いただきたいお話です。

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