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「三つのティアラ3 プリンセスの愁い」内田一奈先生感想。

パッションロマンス

今回は内田一奈先生「三つのティアラ3 プリンセスの愁い」(原作:ルーシー・モンロー)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓

世界中の花嫁候補のなかからクラウディオ皇太子に選ばれ、妃となったテレーザは天にものぼる心地だった。たとえこれが王家と跡継ぎのための結婚だとしても愛はゆっくり育めばいい、そう思っていた。しかし、病気を患った彼女は子供を望むことが難しくなってしまう。プリンセスの資格はなくなったと彼に別れを伝えなくてはいけない、でも…。恐れから夫を拒むようになり、夫婦の気持ちはすれ違う。皇太子は彼女が愛人をつくったのではと疑いの眼を向けて…!?

こちらは「三つのティアラシリーズ」の第三作目になります。
ハーレはこういうシリーズ物もまた魅力ですね。

前二作では盤石に見えた皇太子夫婦ですが、今作でヒロインの病気からくるすれ違いが起こります。

このヒロインはとても真面目で強い人だなと思います。
跡継ぎが望めなくなりヒーローの元を去るのが耐えられないのに、病気を患ってもそのそぶりを見せず振る舞うって辛いことだと思うんです。
しかも、それが完璧すぎてヒーローに浮気を疑われるなんて悲しすぎます。

でも、このヒーローも幼少の頃から一国を背負う覚悟を持ち、その重責を当然のことのように受け止めてきた責任感の強い人で。
お話はヒーローが勝手にヒロインを誤解してこじれていくわけですが、それでも仕方ないかなあと思って同情してしまう部分もあります。

ネタバレになりますが、結局治療後に無事子どもを授かることになる二人。
「ハッピーエンドラブロマンスなんだしご都合主義で大団円!」的な安直なハッピーエンドは好きではないんですけど。
この二人に関してはよかったね! と素直に祝福してあげたい気持ちになります。

恋愛的要素だけでなく、ヒロイン、ヒーローの真面目さや責任感の強さが光るお話でした。
王族モノというとその段階ですでに現実感はないのですが、話の展開はヒロインやヒーローの人柄からかとても共感でき、すんなり読めるお話でした。

こちらのお話に限らず、シリーズ物は単品でも十分面白いですが、シリーズ物はやはり全作通して読むとさらに面白さ倍増です。
もし興味がわいたら他の作品も読んでみるといいかなと思います。

ちなみに、三つのティアラシリーズはすべて内田先生作なのですが、シリーズによっては違う漫画家さんが担当されることもあります。
後発のシリーズ物の漫画家さんが先発担当の漫画家さんの絵柄に似せていたり、同じキャラクターが作品によって全く違う描かれ方をしたりするのも面白いですよ。

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【シリーズ作】
「3つのティアラ1 プリンスの甘い罠」

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「3つのティアラ2 プリンスの裏切り」

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