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「妻になる資格」長崎真央子先生感想。

パッションロマンス

今日紹介したいのは、長崎真央子先生の「妻になる資格」(原作:ミシェル・リード)です。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

独特な絵柄なので好みが分かれる漫画家さんだと思いますが、わたしはなんか色気を感じて好きです。

でも多分ハーレにハマるまでは読んでみようと思わなかっただろうな。
ハーレがわたしの世界を広げてくれています。

あらすじはこちらです。↓

画家ステファンの出世作でもある裸像画「鏡の女」。その扇情的な美しさに心奪われたマルコは、裸像画のモデルをつとめた女性アントーニアを恋人にした。ふたりの関係はうまく行っているように見えたが、出自が不確かでヌードモデルをつとめるような女をマルコの家族は決して認めることはなかった。ミラノの名門一族であるマルコ、彼が決意しない限りふたりに将来はない。しかしその気をまったく感じさせないマルコにアントーニアの心は少しずつ倦んで行くのだった。

上でも少し書いたのですが、長崎真央子先生の絵柄は独特。
男性が男くさくないので、宝塚の男役みたいなんて言う人もいます。
確かにそうかもしれないなと思いつつも、それも含めて独特の世界観があって気になってしまいます。

こちらのお話は、出自が不確かでヌードモデルをしていたヒロインを愛人のようにヒーローがアパートに囲っているという設定。
大人の関係な感じがハーレならではですね。
ヒロインが秘密を抱えておりヒーローの愛を一時的なものと思っていて、ベッドで愛情を交わすことはあってもヒーローに心を許さないというところも。

ネタバレになりますが、次第にヒロインの謎が解けていき、ヒロインが大事な存在を守っている強い女性であることがわかります。
また、ヒーローに囲われなくても無職でも経済的に自立している女性だというところにわたしは惹かれました。
生活の面倒を見られっぱなしの愛人ってやっぱりだらしないと思うので、こういう刹那的な愛に流されつつも自立した女性って素敵だと思います。

ただ、ヒーローは最後になるまでヒロインにちゃんと愛情を示さないし、中途半端な感じがするのであまり好きではないです。
ヒロイン(ではなかったわけですが)の裸婦像を見て性的に惹かれて始まった関係なのに、愛情を示してもらえなかったらヒロインも割り切った付き合いだろうと心を閉ざしてしまいますよね。
ヒーローの母も血統ばかり気にして薄っぺらい人間で、ヒーローももうちょっと強く窘めないのかと思いますし。

正直ヒーローの魅力がよく伝わってこないのですが、ストーリー展開とヒロインやヒーロー関係者以外のキャラクターの魅力で評価は4.0にしています。
わたしの好きなミステリー要素とヒーローの健気さや強さもあり、ときどき読み返したくなる作品です。

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