「王宮のスキャンダル２　国王陛下の花嫁選び」橋本多佳子先生感想。

今日は橋本多佳子先生の「王宮のスキャンダル２国王陛下の花嫁選び」（原作：ジェニファー・ルイス）を紹介します。

個人的オススメ度：★★★★★（４．５）

このお話も「王宮のスキャンダル」というシリーズ作。
今回は一番好きなお話である２作目を紹介します。

あらすじはこちらです。↓

ＮＹで活躍する若き実業家ジェイクは故国ルテニアに呼び戻され、国王に即位することになった。秘書アンディをともない、国を立てなおして３年、閣僚たちに“来月の独立記念日までの結婚”を求められる。有力者の令嬢のなかから未来の王妃を選ぶ憂鬱なパーティーの夜、秘書アンディがなんと事故で記憶喪失に！　優秀だが堅物の彼女がまるで別人のように無邪気でかわいらしい女性になる。ふたりきりでいるところを記者に撮られ、思わず彼は言った。「彼女が僕の花嫁だ」

橋本先生の絵はとてもきれいで画面が華やかですね。
なぜか冒頭ミュージカル調にキャラクターたちが歌いだすのですが。
華やかな絵柄が妙にマッチしていて面白く引き込まれました。
記憶喪失ものですがコメディタッチで軽く読めますし。

堅物だと思っていた秘書の無邪気でかわいい一面を知り、ヒーローがその魅力にやられてしまうのもわかる気がします。
記憶をなくしているときのヒロインは読んでいてもかわいいなと思うし、それまでのきっちりしたヒロインとのギャップが大きいですもんね。

プレイボーイなヒーローがプリンスで堅物ヒロインは秘書。
記憶喪失まで絡めてハーレならではの要素満載。
ですが、キャラクターの魅力もありお話も自然に進み、文句なしにとても楽しめるお話でした。

橋本先生の漫画を初めて読んだのがシリーズ１作目『王との愛なき結婚』で、正直こちらはヒロインの魅力が今イチだったのですが。
２作目読んでみたらお話もヒーローも素敵でよかったです。
橋本先生のファンになりました。

橋本先生もハーレでたくさんの作品を発表されているので、ぜひ一度読んでみていただきたいと思います。