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「バロン家の恋物語4 王国を継いだ恋人」瀧川イヴ先生感想。

パッションロマンス

今回は瀧川イヴ先生「バロン家の恋物語4 王国を継いだ恋人」(原作:サンドラ・マートン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

あらすじはこちらです。↓

テキサスの大牧場<エスパーダ>で働くケイトリンは名門バロン家の長女。 ある日、彼女が馬を走らせていると怪しげな男性を踏みつけそうになってしまった! しかも、彼はケイトリンが牧場の娘だとわかると、強引にも牧場で働かせろと言ってきた。
流れ者は雇わない主義だが、彼の男らしい魅力に抗えずに・・・・・・

このお話は「バロン家の恋物語」というシリーズの最終作で、バロン家の長女であるヒロインとそのお相手であるヒーローのお話です。

バロン家の牧場を誰よりも愛しているのに、養女であるために牧場を継ぐことができない彼女。
そんな彼女の元に現れたヒーローはハンサムでゴージャスだけど、バロン家のことをいろいろ探っている模様。
それでも惹かれあう二人は結ばれるものの、そこからまた波乱が起きてきます…。

実はお話はヒーロー目線がメインで進んでいきます。
ヒーローは病院の戸口に捨てられていた孤児。
ジョン・スミスというありきたりの名前を当局から与えられ、ヒーローに愛を注ぐことのなかった里親が亡くなり施設に入ってから改名し、苦労して成功した人物です。
そんなヒーローの生い立ちを知らず、彼の美しい愛人が誕生日をサプライズで大々的に祝ってくれたことから、ヒーローは自分の出自を調べ始めます…。

お話はシリーズ最終作ということもあり、バロン家の相続問題が片付き、過去の作品に出てきた三兄弟もそろって華やか。
大団円のハッピーエンドと言えます。

ただ、個人的にはヒーローの愛人であるエイドリアナが素敵すぎて不憫だったりもします。
とても洗練された女性で、割り切ったお付き合いだったけれどもヒーローを愛するようになったからこその誕生日のサプライズ。
そこから様子が変わっていくヒーローを諦められず、慎ましやかに待っています。
ネタバレですが、ヒーローがエイドリアナに別れを告げるときさえ、弱気なヒーローの背中を押すようにヒーローを称えます。
スピンオフでエイドリアナが幸せになるお話はないのか! と思えるくらいいい女なんですよ…。

ヒロインはテキサスの女性らしくのびやかで奔放な女性
シリーズ作でも家族思い、牧場思いの末妹としてとてもいい味を出しています。
それだけに、ヒロインが幸せになるのはうれしいんですけどね。

瀧川先生のお話ってただ一つすごく残念なのが、ページ配分間違ってる? と思うようなラストのあっさりさ
あと2、3ページあればもっと余韻があっていいのにというお話がいくつもあります。
このお話はラストは綺麗にまとまっていますが、クライマックスがもう少し細やかでロマンチックなほうが個人的には好みかな。
これはこれで全然アリだし、むしろシリーズ最終作らしいんですけど。

それ以外は絵も安心して見られるし、ヒロインは魅力的だしヒーローも素敵。
評価は4.0です。
好きな漫画家さんの一人なので、ぜひ一度読んでみていただきたいと思います。

【シリーズ作】
「バロン家の恋物語1 星降る丘で」

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「バロン家の恋物語2 競り落とした恋人」

「バロン家の恋物語3 夢をかなえた一夜」

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