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「塔の中のペルセフォネ」さちみりほ先生感想。

ヒストリカル

今回はさちみりほ先生の新作、「塔の中のペルセフォネ」(原作:パトリシア・F・ローエル)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★★(5.0+α)

あらすじはこちらです。↓

貴族でありながら社交の場になじめない内気なペルセフォネは、ある日自宅の敷地で見知らぬ男にでくわした。心を射抜かれるような美しい隻眼に思わず逃げだした彼女を、男は強靱な腕で捕まえ渓谷の塔に閉じ込めた。ああ、私に何をつもりなの? ところがハデス卿と名乗ったその男は、優雅な物腰に高い教養をもつ実に魅力的な人物だった。数週間後、無事に自宅へと戻され、やがて訪れた社交シーズン。舞踏会で紹介された侯爵の顔を見て絶句する。ハデス卿! なぜあなたがここに?

さちみ先生のヒストリカル。
もうあらすじも読まず即買いでしたが、今回もハズレなしでしたね。
美しい絵で見ているだけで癒されます。

出会いは内気なヒロインが自宅敷地にいたヒーローに襲われ誘拐されるという、なかなか物騒なものでした。
でも、その誘拐もヒロインを助けるため。
ヒーローも隻眼の海賊を装っているものの、訳あって海賊の仲間を装って情報を探っています。

ヒロインは美しい母への劣等感があったのが、ヒーローと過ごして心がほどけていきます。
ヒーローもまた、苦境を独りで戦う中、ヒロインへの愛情を育んで二人で戦いたいと思うようになります。

孤独に戦うヒーローがヒロインと出会い、
『ヒロインを危険に晒すことになってももう独りではいられない、二人でいたい』
と求婚するところがグッときましたね。
それまで一人(召使さんとかはいても)で戦ってきたヒーローの孤独を考えると胸が痛みます。

出会うべくして出会った二人というのが自然に、でも説得力のある形で描かれていて、ぐいぐい読んでしまいました。

ネタバレになりますが、クライマックスでヒロインが母の深い愛を知ることになるのですが、読んでいて胸を打たれました。
親子の情ってまた特別なので、母の愛情をヒロインがちゃんと知ることができてよかったなと思います。

まさに大団円というハッピーエンドで読後感もとてもさわやかです。
ヒストリカル好きな方には安心してオススメできる作品です☆

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