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「葡萄色の追憶」藍まりと先生感想。

ロマンティックサスペンス

今回は、藍まりと先生の「葡萄色の追憶」(原作:キャロライン・アンダーソン)を紹介します。

個人的オススメ度:★★★★☆(4.0)

どうしても元々のカテゴリ別の作品数にばらつきがあり弱いカテゴリができるので、弱いカテゴリの作品はできるだけ紹介したいと思っています。

ということで、先日藍まりと先生の「実らぬ初恋」を紹介したばかりなのですが、「ロマンティックサスペンス」カテゴリの作品なので、紹介させてください。

あらすじはこちらです。↓

英国の小さな村でティールームを営むアニーは、今でも昔の恋人エチエンヌが忘れられない。9年前、フランスのワイナリーで出会い恋に落ちたが、彼は暴力沙汰にまきこまれて亡くなったのだ。そんなアニーに、近頃アプローチを仕掛けてくる男性が現れた。これまで姿を見たことのなかった家主のマイケル・ハーディングだ。彼は世界的に有名な作家で、静かなこの村に執筆のためやって来たのだが、まったく似ていないはずの彼の姿が、なぜか亡き恋人と重なって見え…?

こちらも立ち読み部分でわかることなのでネタバレしちゃうと、かつての恋人と家主であるヒーローは同一人物なんですね。

諜報活動をしていたヒーローはその作戦中にヒロインと出会い、作戦の途中で瀕死の大怪我を負います。
長いリハビリを終え探し出したヒロインは彼女の亡き親友の夫だった男性と既に結婚していたというわけなんですね。
親友夫婦の娘達とヒロインが身籠ったヒーローの息子、それぞれの子ども達を守るために。

このお話、ヒーローの一途さに泣けますね。
9年間も守秘義務のため名乗ることもできず、ヒロインと息子を陰から見守り続けて。
事件が解決してからも事情が事情だけに名乗るタイミングを計っているうちにヒロインに知られ怯えられてしまう…。
本当に辛かっただろうと思います。

ハーレを読むとほとんどヒロイン側に感情移入するんですが、このお話は終始ヒーロー側に立って読み進めてしまいました
ヒーローが息子の父親としてではなく、諜報活動中の自分でもなくありのままの自分を愛してほしい、という気持ちもとても理解できますし。

それだけに、ヒロインの怯えようにイライラしてしまいました
彼女の立場に立てば当然なのかもですが、そこまで警戒しなくても…と思います。

とはいえ、顔かたちが違っていてもヒーローをかつての恋人かと勘違いしたのはヒロインもヒーローを心から愛していて何かの直感が働いたからなんですよね。

今回のお話はまあ特殊な事情がありますが、愛があるゆえにこじれてしまうのは実際にもよくあること。
ちゃんと思いが通じてよかったなと思います。

また、ヒーローの元同僚であり、ヒロインをそばで支えてきた女性のとある言葉。
自分達の平穏な生活を支えている存在が実際に存在しているのかもしれないなとふと考えさせられたりしました。

ヒーローに感情移入し過ぎて、ヒロインの拒絶に心底ムッとしたので(大人げないですね…)、お話は好きなのですが評価は4.0です。

といっても大好きなお話ですし、安心してオススメできるお話です。
興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。

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